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EK9 エンジン製作中

 ― B16B、ピストンの選択 ―

今回の EK9 は、 「できるだけ新品部品を集めて一から作る」 という、今どきでは少し贅沢な企画。
当然、エンジンも 新品・純正ピストンで組みたい。 ……そう思って探しましたが、 やはり 見つからない。 では妥協するか? いや、それは違う。 そこで選んだのが TODA RACING(トダ・レーシング)製ピストン。 レース用ピストンですが、 今回は「速さ一辺倒」ではなく 将来性を含めた選択です。 ⸻ 圧縮比は“作り込む” レース用ピストン=高圧縮 というイメージがありますが、 今回は ノーマルECU前提。 圧縮比は ヘッドガスケットの厚みで調整。
✔ 今は扱いやすく
✔ 将来ECU書き換え+スポーツ走行をする時は  → ヘッドガスケット交換で  一気にパンチの効いた仕様へ変更可能 「あとから化ける余地を残す」
これも立派なチューニングです。 ⸻ 加工は“温度”が命 ブロックは ダミーヘッド装着状態で ボーリング・ホーニング加工。 加工温度は 常温20℃。 クリアランスは 0.035mmで進行中。 この 加工温度、実は非常に重要。 メーカーが設計・開発した性能を きちんと引き出すための 見えないポイントです。 ここを軽視すると、 どんな高級パーツも 本来の力は出ません。 ⸻ ……と、そこへ 作業は少し遅れ気味。
そんな時に 予定外の飛び込み相談。 「また乗りたいんです」 現れたのは―― NSX Type R。 なんと 約15年ぶりの再会。 倉庫(ガレージ)に眠り、 積もった埃が固まって まるで グレーと茶色のボディカバーを まとったかのような姿。 まずは その一皮を剥いて、 チャンピオンシップホワイトを もう一度輝かせるところから。 エンジン、ミッションを下ろし、 フルリフレッシュ予定。 ⸻ トヨタ2000GTの次に 「素晴らしい」と思える車。 こういう仕事が入ると、 忙しくても 楽しくなってしまう。 EK9も、NSXも、 時間は掛かるけど きちんと作る。 それが ファインアートのやり方です。

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